AIエージェントに作業を任せると、途中で止まることがよくありました。終わっていないのに「完了しました」と報告されることもありました。そこで、作業の手順と「終わった」と言ってよい条件を書き出しました。それが kenji skills です。
私は10以上のリポジトリを一人で動かしています。リリース、監査、修正の手順を、どのリポジトリでも、どのツールでも同じにしたかったのです。増え続ける作業を効率よくさばくには、ちゃんとした基準が要りました。
「完了」の前に通す関門
終わったかどうかを、作業したエージェント本人には決めさせません。
completion-judgeは読み取り専用のサブエージェントです。計画、差分、取り直したテスト結果を照らし合わせ、PASS、CONTINUE、BLOCKED のどれかを返します。証拠が足りなければ CONTINUE です。- Stop フックは、
complete-everythingかburndown-fullの実行中だけ働きます。チェックリストに残りがあれば、止まろうとするエージェントをそこへ戻します。3回戻しても1つも閉じなければ諦めます。Claude Code と Cursor だけに入ります。

中身と入れ方
2.6.0(2026-10-11)時点で、スキル161、スラッシュコマンド63、サブエージェント6です。「このバグを直して出して」のように普段の言葉で頼むと、合うスキルが選ばれます。選ぶのはツールなので、確実に使いたいときは名前を指定します。

Node.js 18 以上で、npx @kensaurus/skills --auto --dry-run で書き込むファイルを確かめてから、--dry-run を外して入れます。
$ npx @kensaurus/skills@2.6.0 --help
kenji installer
Usage:
npx @kensaurus/skills Merge-install into ~/.cursor/ + ~/.agents/skills/
npx @kensaurus/skills --auto Detect installed tools and install to each
npx @kensaurus/skills --claude Install for Claude Code (~/.claude/) instead
npx @kensaurus/skills --codex Install for Codex CLI (~/.agents/skills + ~/.codex/)
npx @kensaurus/skills --gemini Install for Gemini CLI (~/.agents/skills + ~/.gemini/)
npx @kensaurus/skills --all Install for all four supported tools
…
npx @kensaurus/skills --dry-run Preview without changing anything
npx @kensaurus/skills --verify Hash-check dests against this package (no writes)
…
Codex CLI と Gemini CLI には、サブエージェントと Stop フックは入りません。React、Next.js、Supabase で書いたので、ルールの一部はそのスタックが前提です。インストーラの安全設計は Zenn に書きました。
自分のバグ報告OSS「Mushi Mushi」とも組み合わせられます。mushi-health はパイプラインを順に点検し、mushi-integration はテスト報告を1件流して、取り込みからテストの生成と実行までがつながるかを確かめます。ふだんは、Mushi に届いたバグ報告を、そのまま修正のスキルに渡しています。報告から修正のプルリクエストまでをスキルが進め、マージは私が自分の手でします。
無料です
すべて無料で、MIT ライセンスです(一部は Apache-2.0)。MCP のテンプレートを使うなら、 Firecrawl などのキーを自分で用意します。
目指しているのは、バイブコーダーが自分と周りの人のために、要るものを自分で作れるようになることです。一人ひとりが身近な面倒を少しずつ軽くしていけば、最後にはみんなにとって少し暮らしやすい場所になると思っています。