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フィールドノート · エージェント用スキル集

「完了しました」で止まるエージェントに、手順書と完了の関門を渡す

Claude Code、Cursor、Codex CLI、Gemini CLI 向けのスキル集 kenji skills を作った理由と、中身、入れ方、できないことです。無料、MIT ライセンス。

櫻元賢次 · kensaurus合同会社 ·

AIエージェントに作業を任せると、途中で止まることがよくありました。終わっていないのに「完了しました」と報告されることもありました。そこで、作業の手順と「終わった」と言ってよい条件を書き出しました。それが kenji skills です。

私は10以上のリポジトリを一人で動かしています。リリース、監査、修正の手順を、どのリポジトリでも、どのツールでも同じにしたかったのです。増え続ける作業を効率よくさばくには、ちゃんとした基準が要りました。

「完了」の前に通す関門

終わったかどうかを、作業したエージェント本人には決めさせません。

5段の階段の図。1 Orient: 先に聞く。2 Assess: 失敗するテストを先に書く。3 Change: いちばん小さい修正。4 Prove: 型チェック、テスト、ブラウザ確認、スクリーンショット。5 Ship: PRを出し、本番のリビジョンを確かめて見守る。
どのスキルも同じ5段で進みます。kensaurus/skills 2.6.0 の README 画像

中身と入れ方

2.6.0(2026-10-11)時点で、スキル161、スラッシュコマンド63、サブエージェント6です。「このバグを直して出して」のように普段の言葉で頼むと、合うスキルが選ばれます。選ぶのはツールなので、確実に使いたいときは名前を指定します。

kenji skills の README の見出し画像。「You say the job. The playbook runs.」の下に3つの枠。1 あなたが言う「fix this bug and ship it」。2 workflow-fix-and-ship が証拠を集め、再現してからテスト付きで直し、ブラウザで確かめる。3 テストが通り、PRが開く。
kensaurus/skills 2.6.0 の README 画像

Node.js 18 以上で、npx @kensaurus/skills --auto --dry-run で書き込むファイルを確かめてから、--dry-run を外して入れます。

$ npx @kensaurus/skills@2.6.0 --help
kenji installer

Usage:
  npx @kensaurus/skills                   Merge-install into ~/.cursor/ + ~/.agents/skills/
  npx @kensaurus/skills --auto            Detect installed tools and install to each
  npx @kensaurus/skills --claude          Install for Claude Code (~/.claude/) instead
  npx @kensaurus/skills --codex           Install for Codex CLI (~/.agents/skills + ~/.codex/)
  npx @kensaurus/skills --gemini          Install for Gemini CLI (~/.agents/skills + ~/.gemini/)
  npx @kensaurus/skills --all             Install for all four supported tools
  …
  npx @kensaurus/skills --dry-run         Preview without changing anything
  npx @kensaurus/skills --verify          Hash-check dests against this package (no writes)
…
2026-10-16 に空のフォルダで実行した出力の抜粋

Codex CLI と Gemini CLI には、サブエージェントと Stop フックは入りません。React、Next.js、Supabase で書いたので、ルールの一部はそのスタックが前提です。インストーラの安全設計は Zenn に書きました。

自分のバグ報告OSS「Mushi Mushi」とも組み合わせられます。mushi-health はパイプラインを順に点検し、mushi-integration はテスト報告を1件流して、取り込みからテストの生成と実行までがつながるかを確かめます。ふだんは、Mushi に届いたバグ報告を、そのまま修正のスキルに渡しています。報告から修正のプルリクエストまでをスキルが進め、マージは私が自分の手でします。

無料です

すべて無料で、MIT ライセンスです(一部は Apache-2.0)。MCP のテンプレートを使うなら、 Firecrawl などのキーを自分で用意します。

目指しているのは、バイブコーダーが自分と周りの人のために、要るものを自分で作れるようになることです。一人ひとりが身近な面倒を少しずつ軽くしていけば、最後にはみんなにとって少し暮らしやすい場所になると思っています。

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