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フィールドノート · 生きている本

「人はなぜ欲しがるのか」を追う、読んで聴ける本 the wanting mind

神経科学・経済学・哲学・人類学を横断する36章の本です。本文はすべて無料で、広告も登録もありません。英語の朗読、268の概念マップ、22のシミュレーション、章について質問できる機能があります。

櫻元賢次 · kensaurus合同会社 ·

人はなぜ欲しがるのか。なぜ奪う人と、与える人がいるのか。この問いを追って、一冊の本を書きました。神経科学・経済学・哲学・人類学を横断する36の章です。

この問いを持ったのは、実力主義のシンガポールで暮らしたあと、共同体を大切にし、上下関係もはっきりした日本に戻ってきたときです。

長さは英語で約14万7千語あり、通して読むと11時間ほどかかります。そこまで読む人は多くありません。なので、読む以外の入り口もある本として、ウェブとiPhone・Androidのアプリで公開しています。

読む、聴く、たどる、質問する

本文は日本語・English・中文・ไทยで読めて、読みながら言語を切り替えられます。英語以外は、英語の原文からの翻訳です。

朗読は英語で、36章すべてに付いています。長さは約20時間です。声はAIの合成音声で、12人の架空の語り手が章ごとに交代します。再生中は、読んでいる言葉が本文の上でハイライトされます。

本に出てくる268の概念は、つながりごと地図にしました。本文でハイライトされた概念をタップすると、その意味と、ほかに登場する章がわかります。ピケティの「r > g」や囚人のジレンマは、22のシミュレーションで数字を自分で動かして確かめられます。参考文献は242件あり、本文から出典を開けます。

日本語で表示した章「世界は奇妙な振る舞いをしている」の本文。難しい語にはふりがなが付いている。画面の下に朗読のミニプレーヤーと、目次・検索・朗読・メニュー・アカウントのボタンが並ぶ
日本語で読む
本文の「搾取(extraction)」をタップして開いた概念カード。「搾取—創出軸」の説明、つながる概念の小さな図、関連する概念、33章で言及されていることと章の一覧
概念をタップ
英語の朗読を再生中の画面。語り手は架空の人物 Marcus Cole(AIで作った肖像)。本文が流れ、いま読まれている語が太字になっている。再生位置は0:56/22:08
英語の朗読
概念マップ。268の概念が分野ごとに色分けされた点と線でつながっている。下に「268 concepts」「1296 connections」の表示
268の概念マップ
シミュレーション「Wealth Divergence (r > g)」。資本の収益率7%と経済成長率2%などを動かすスライダー、国や時代のシナリオ、結果を見る前に答えを予想する問い。項目名の多くは英語のまま
r > g を動かす
2026年10月16日に、ウェブ版の読書画面をスマートフォンの画面サイズで撮影しました。

「本に質問」では、いま読んでいる章について質問できます。回答はその章の本文にもとづきます。サインインが必要な機能なので、ここには画面を載せていません。

欲しいものを手に入れても、なぜ満たされないのか。それが気になっている人に向けた本です。

無料で読めるところ、お金がかかるところ

本文はすべて無料です。広告もアカウント登録もありません。ブラウザでもアプリでも同じです。英語の朗読も、序文・はじめに・最初の章「世界は奇妙な振る舞いをしている」・エピローグ・付録は無料で聴けます。

朗読の全編、オフラインでのダウンロード、端末をまたいだ読書記録の同期は、買い切りの「ライフタイムアクセス」に入っています。日本の App Store では1,100円です。Google Play(サインインが必要です)とブラウザでも購入でき、価格は購入画面に表示されます。

「本に質問」はサインインが必要です。最初の75クレジットは無料です。

まだできないこともあります。朗読は英語だけで、日本語の音声はまだありません。1章だけでも読んで、わかりにくいところや訳が不自然なところを教えてもらえると助かります。

展示室でこの作品を見る